玄米がいいのか?白米がいいのか?

gen「健康のために玄米を食べている」という話をよく耳にします。

では実際のところ、玄米はどれだけ健康に良いのでしょうか?

まず、玄米と白米の栄養の差を見てみましょう。

女性が特に気にしがちな食物繊維の量でいうと、玄米は白米の約5倍の食物繊維が含まれています(※)。5倍と聞くと大きく違うように感じますが、炊いた米100gあたりでいうと、白米は0.3g、玄米は1.4g。一度にそれほど多くは食べられないので、差はわずかです。

そして、良質なたんぱく質が含まれているかどうかの目安になる “アミノ酸スコア”も、玄米と白米の差はわずかです。更にコメよりも、肉類や大豆、卵、魚のほうがアミノ酸スコアは高い数値になるため、玄米か白米で比較するより、ほかの食材と合わせて食べる方が、効率的に必須アミノ酸を摂取することができます。

例えば、身体をつくる良質なたんぱく質を摂取するためには、ごはんとみそ汁を一緒に食べたり、たんぱく質が豊富な食材(大豆、卵、肉類、アジ、マグロなど)と合わせて食べたりするほうが、全体的な食事のバランスは良くなります。食物繊維やミネラルをとりたいなら、野菜たっぷりのみそ汁など、豊富な野菜を食事に加えればよいのです。

主食にだけ注目して栄養を考えるよりも、食事全体のバランスを考えて食べるほうが、様々な食材から色々な栄養素を効率的にとることができます。

また、玄米をおすすめできない方もいます。例えば、小さなお子様やお年寄りなど消化器官が弱い方。そして体調不良や風邪、ストレスなどで体が弱っている方です。

白いごはんの良い点は、何といっても食べやすさ。飽きずに毎日もりもり食べられます。「育ち盛りのお子さんには特に、おいしく精米された白米をもりもり食べてほしい」と 「健康のために玄米を食べなければ……」と思わずに、身体の状況や好みに合わせて、白米を中心に玄米も取り入れてみてはいかがでしょうか。